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2人に1人が変動金利を選ぶ時代 あなたは、どの金利タイプ派?
住宅金融支援機構が9月18日に公表した「民間住宅ローン利用者の実態調査」によると、今年7月の金利タイプ別利用状況は「変動型」の利用割合が48.1%と高水準に達したことが判明した(文末参照)。この数字、ほぼ2人に1人が変動金利を選好していることを意味しており、改めて「固定型」離れが進んでいることを裏付ける結果となった。住宅ローン利用者のリスクに対する意識や許容度が、寛容かつ柔軟になっていることの証左とも解することができる。長引く不況により市場金利に下押し圧力が働いているため、「当面、住宅ローン金利が上昇することはないだろう」という観測に基づいた選択行動と受け止めることができる。
しかし、考え方が片方(変動金利偏重)に傾きすぎると冷静な判断を歪める危険がある。「多くの人が変動金利を選んでいるなら、私も……」と、まるで「みんなで渡れば怖くない」的な群集心理にまぎれた金利選択をしてしまうと、時として思わぬ落とし穴にはまる心配がある。固定型に比べて変動型は、どうしてもハイリスク・ハイリターンになりやすい。主体性を持ち、「万が一」というリスクシナリオを描ける人でないと、かえって資金計画を不安定にさせてしまう。つまり、変動金利は“諸刃の剣”というわけだ。低金利の恩恵を享受できる魅力とともに、金利上昇リスクという不確定要素を併せ持つのが変動金利なのだ。2人に1人が変動金利を選ぶようになった今、改めて、変動金利の特徴と注意点を再確認しておく必要があるだろう。
金利感応度が高く、かつ、自己責任でリスクを取れる人が変動金利に向く人

右図は、住宅ローンを選ぶ決め手となった理由のTOP5をまとめたものだ。見てお分かりのように、「金利が低かった」がダントツの1位に輝いている。販売サイドが積極的に勧めていることも背景にはあるようだが、「目先の返済負担を少しでも軽減したい」という住宅ローンの利用者ニーズとうまく合致した結果が、変動金利の利用増につながっている。マイホーム取得時には出費も多いことから、返済当初のローン負担を少しでも軽減したい人にふさわしい金利タイプだ。将来にわたって低金利が継続すれば、総返済額でも最安プランとなる可能性もある。
しかし一方、金利変動リスクにさらされる覚悟がない人には向かない金利タイプでもある。30年近くにも及ぶ返済期間の中、市場金利は絶えず変動している。それに連動して、住宅ローン金利も毎月、見直されている。変動金利の特性として、実際に返済額が変更されるのは5年に1度だけと決められているが、金利上昇による返済額アップ(リスクシナリオ)を吸収できるだけの返済余力を持ち合わせていない人は、手を出さない方が無難だろう。競馬やパチンコなら「今日は負けた」で済まされるが、住宅ローンに「負け」は許されないからだ。「負け」=「マイホームの売却」。住宅ローンに「失敗」という結果は絶対にあってはならない。
借りたら借りっ放しにせず、常に金利動向を把握し、その時々の情勢に合わせ柔軟に金利と付き合える人にこそ、変動金利を選んでいただきたい。どの金利タイプにも必ず一長一短がある。そのメリットとデメリットをきちんと把握し、ご自身のリスク許容度に合わせて金利タイプを選ぶことができれば、最適な資金計画が出来上がることは疑う余地もない。
金利タイプ別の利用状況(09年1月~7月)(単位:%)
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 変動 | 37.8 | 45.1 | 42.5 | 41.8 | 45.6 | 43.1 | 48.1 |
| 3年固定 | 3.5 | 7.1 | 4.0 | 5.8 | 3.1 | 5.3 | 4.7 |
| 5年固定 | 5.2 | 0.0 | 6.4 | 7.9 | 9.3 | 4.9 | 6.1 |
| 10年固定 | 26.2 | 19.5 | 16.4 | 17.5 | 21.2 | 25.2 | 15.2 |
| 全期間固定 | 21.5 | 20.4 | 24.6 | 22.3 | 19.2 | 19.5 | 20.9 |
※ 主な金利タイプだけを掲載しているため、合計しても100%にはならない。 include('/home/www/j-homeloan.jp/production/mt/php/overture_im_s2.inc.php'); ?>
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